Marketの最近のブログ記事

20080503.pngマイクロソフト社がYahoo!社の買収案を取り下げ、三ヶ月間も世間を騒がせたM&A騒動も幕を閉じた。

来週の注目株が一つ増えたのは確かである。Yahoo!社の株価がある程度以上下がれば株主による損害賠償も考えられるし、いずれにせよ今回の騒動で多くの投資家が損を被るのは目に見えている。

敵対的買収を余儀なくされたマイクロソフトの肩を持つ投資家も少なくなかったが、来週Yahoo!の株価が落ちるような事があればマイクロソフトも再び買収案を持ちかけてくる可能性もあるし、提案する株価は以前より低い物となる見込みが強い。

ヤフーの株価も騒動で大きく揺れただけに、取締役会長であるYang氏に対する評価もより厳しくなりそうだ。CEOの交代を呼びかける声も出ているのも納得がいく。

余談だが、私が参考にした Paul Kedrosky 氏のウェブサイトの記事の題名に「腹切り」が "Hari-Kari" と書かれてあった。外来語の誤利用がここまで続くと溜め息をついて納得するしかないかも知れない。

参考文献:
Infectious Greed - Analysis of the Microsoft Decision, Plus Yahoo's Hari-Kari
Yahoo! News - Microsoft withdraws offer for Yahoo
散々期待されていた今週の米国株式市場だが、出だしはやや不調となった。

株価を大きく作用させる要素の一つとして常に脚光を浴びているアナリスト予想の正確性について記事が掲載されていた。Charles Schwab 社の Liz Ann Sonders 氏はこう語る。

「アナリストの大幅な株価予測ミスは市場で起きた外部的な事情によるものではなく、クレジット市場の凍結を十分に考慮しきれなかった計算ミスによって生じたものである。」

記事によると、ウォルストリートのアナリストが予測した2007年度第3四半期の全米企業の増益率は実数値を8.2パーセント超えており、第4四半期では+33パーセント以上といった過去最大の予測誤差が見られた。

アメリカの景気状況の悪化すれば、いずれはアナリストの予想も下方向へ修正されるに違いない。今まで過大評価されてきたと批判された米国株だが、アナリスト予想の方向変更が見え始めたら全体的な株価の急落も免れないかも知れない。

参考文献:
Schwab Asks Who Needs Analysts After Biggest Flub

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちMarketカテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはMacroです。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。